2015年6月14日日曜日

Mobile PERSEUS

 バッテリー駆動としたPERSEUS、FLG100とノートPC

PERSEUSを完全バッテリー駆動で運用すべくセットを検討してみました。

アンテナをビバレージやロングワイヤーなどのpassiveワイヤーとすれば電源の必要はありませんがコンパクトでかつ受信性能のいいもの、また可搬性の問題など考えてFLAGアンテナを採用しました(車での移動ならALA1530でもいいのですが電車やバスでの移動となるとちょっと・・・)。

FLAGアンテナも低い周波数帯で利得を得ようとするとある程度のサイズが必要となりますが、架設の手間やアンテナエレメントの軽量化のため今回はWellbrook Communications社のactiveタイプのアンテナFLG100を使いました。

ヘッドアンプの利得が18dB、作動周波数は100kHzから10MHzです。アンテナエレメント(ワイヤー)は別途準備します。

FLG100のヘッドアンプ(トランス+アンプ)と室内ユニット

バッテリー駆動とするために必要なDC電圧はPERSEUSが5V、FLG100は12Vです。ノートPCは内蔵バッテリーがあり必ずしも外部電源を必要とはしませんが、長時間(オーバーナイト)運用を考えれば内蔵の容量では心もとなく別途19Vを用意します。

3種類の電圧(5V、12V、19V)を1つのバッテリーで同時にまかなえないかとネットで調べた結果、日本トラストテクノロジー社のMBU22000という商品が1台で3系統のDC電圧を同時に供給できるとのこと。さっそくネット通販で購入してみました。

日本トラストテクノロジー社 MBU22000

購入したMBU22000でMoblie PERSEUS運用のテストを行ってみました。

結果は3台(PC、PERSEUS、FLG100)を同時にMBU22000に接続するととてもノイジーになりDXどころではありません。AMローカル局を聞いていてもノイズが目立ちます。

いろいろと試してみるとPCからのノイズが電源ラインを通り、バッテリーを介してPERSEUSに回り込んでいるようでMBU22000からPCを取りはずとノイズはきれいにきえました。

MBU22000をPERSEUS、FLG100につないで、PCは内蔵バッテリー運用でも悪くはないのでしょうが、さきほども書いたように長時間の運用には問題があり、PERSEUSとアンテナ用に別途バッテリーを購入することとしました。

PERSEUS、FLG100と接続したベステク社のD28

ベステク社のD28を購入しました。2系統のDCを出力します。1系統は19/16/12V-3.5/3.5/2Aのうち1電圧、さらに1系統はUSB5Vの2.1Aを同時に出力してくれます。容量は13600mAh。先ほどのMBU22000とともに使用すれば外部から電源の供給がない状態でも一晩は楽に動いてくれそうです。ちなみに2つの電源(MBU22000とD28)の合計重量は約1kg(1080g)。車用の鉛電池と比べればかなり軽量化できます。



0 件のコメント:

コメントを投稿